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歌舞伎「通し狂言 摂州合邦辻」
11月某日 歌舞伎「通し狂言 摂州合邦辻」国立劇場大劇場
■公式HP


*義理の息子に恋するあまり、その息子に毒を盛り醜い顔にしてしまい、息子は家出し落ちぶれてしまう。その息子を見つけ出してもまだ言い寄る義母。息子のいいなづけの姫を払いのけ、一緒に添い遂げたいと狂ったようにすがりつくのだった。しかし、その狂気の裏には、お家騒動で兄から暗殺されるという計画から息子を守るためという思いがあった。
39年振りで通し狂言として上演。

人間国宝・坂田藤十郎の狂気に悶える義母の迫真の演技に圧倒される。風邪か花粉症なのか、鼻水をすすりながらの演技だったが(苦笑)。
この義母は息子を殺させないためだけに人道を外れた恋を演じたのか、それともそこに真の恋心を持ってしまっていたのか、最後まで母と女の顔を狂気の下から見え隠れさせていた。

四幕の構成なのだが、最後の四幕目、義母の決死の計画と思いに打ち震える場面、一番の見せ場なのだが、この幕は長唄狂言でたっぷりたっぷりたっぷり間を取って見せる演出。20分で演じれるシーンを1時間半かけて観せるのだ。正直ちょっと集中力持ちませんでした。ストレートに演じて泣かせて欲しかった~。

そもそもこの長唄で感情を歌い上げ、演者はたっぷりの間と表情で客を惹き付ける歌舞伎ならではの演出方法だろうが、芝居小屋から始まった当時はお客が至近距離で役者の表情に固唾を飲んで魅入れる緊張感があって成り立った演出じゃなかろうか。それが2千人近く入る大劇場ではちょっと辛いんじゃないかな~。少なくとも私には辛い。もっと狭い空間なら緊張感もろとも楽しめると思うのだが。

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テーマ:観劇 - ジャンル:学問・文化・芸術

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