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演劇「別役実の二人芝居二本立て公演」
5月某日 演劇「別役実の二人芝居二本立て公演」新宿サニーサイドシアター
■公式HP

コンタキンテの一番弟子(?)北村幸生の舞台を観にサニーサイドシアターへ。
別役実作品を、二人舞台で2本上演。

「受付」北村幸生+向迫彩子
精神科にやって来た男。受付で男をぞんざいに扱う受付嬢。女は会話の言葉尻を掴んで強引に寄付やドナー登録、死体の寄付まで男に約束させる。

気弱な男を北村幸生が演じた。かなり一方的に受付嬢に丸め込まれ、男の切り返しがない物語。受けて受けてかわせずに受けまくる男。こりゃ大変な作品に挑んだもんだ。
女の方がもう少し男の感情を引きつける間にリズムを持たせても良かった気がする。でもその一方的かつ淡々さが狙いなのか? そもそもこの戯曲には男のアイデンティティーは描かれていないのか?
観劇後に残るモヤモヤは役者のせいか、それとも戯曲の狙い通りなのか……。しかし言葉がスルーすることなく全部気持ちに引っかかったのは、技量を超えた何かを役者が発していたからだろう。

「トイレはこちら」川口総司+大畑麻衣子
自殺しようとする女と、公園でトイレの場所を聞いてきた人にトイレの場所を教えて100円もらい、それを仕事にしていこうとする男が出会う。
女はそれが仕事にはならないと男に説くが男は聞く耳を持たない。

バランスが良い二人。こちらの戯曲は投げと受けが双方であり、テンポ良く引き込まれていく。ただ、ちょっと言葉が文字のままのような部分も感じられた。

別役作品は同じくサニーサイドシアターで、コンタキンテ主演で観て以来の観劇だが、難しい。難解な言葉を並べるのではなく、イメージを広げすぎるのでもなく、点と点が交わらずに引き合うような、解けない知恵の輪のような戯曲だ。手だれた役者さんがやるときっと嘘臭くなるだろうし、自分なりの解釈を入れる余地すらもないような緻密さのホンでもある。
この難しい戯曲を二人芝居で新人に近い若手に格闘させるという、プロデューサーでもある小屋の姿勢に、芝居に対する情熱やら愛情を感じる。また足を運びたくなる公演と小屋だ。ですので、会場の座布団、もうちょっと厚めにして下さい。おしり痛いです m( _ _ )m

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テーマ:演劇 - ジャンル:学問・文化・芸術

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