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4月某日 映画「松ヶ根乱射事件」
4月某日 映画「松ヶ根乱射事件」テアトル新宿
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バブル崩壊直後の田舎町。家業の牛舎を手伝いながらプラプラしている双子の兄と、警察官で派出所勤務の弟。懸命に家業をさせる母と長女夫婦。よその女の家に入り浸って髪結いの亭主よろしくやっている父。痴呆症の祖父。壊れそうで壊れない家族。
その弟がひき逃げ事故を起こす。事故はたいしたことなく済んだかに思えたが、被害者の女とそのオトコにつきまとわれるハメに。

先日のボツドールの公演にも似た、田舎町で生きる人間達の息が詰まるような生活と、閉塞感に包まれた作品。
「リンダ・リンダ・リンダ」で弾けた、と思った山下作品、またこの“どうしようもない人間達”を映し出した。ただ、今までのあからさまな“どうしようもなさ”ではなく、“したたかさ”的な側面が映し出されていたようだ。
三浦友和演じる父親の姿などは絶品。映画マニアの間で故・相米監督の「台風クラブ」の三浦友和のダメっぷりは絶賛されてきたが、その後のそのダメ男を演じて欲しい、という注文だったそうだ。

そしてその“したたかさ”を体現している女優陣。川越美和烏丸せつ子キムラ緑子安藤玉恵、強者である。一歩引いた感じで映し出されているのがさらにしたたかさぶりを浮き上がらせている。女は強し、さらに女は強し、である。

最後は山下作品独特の、「その先どうなるの!?」という余韻を引きずる終わり方。ただ思うに、その先にはそれまでの繰り返ししかない、という思いを観客の胸にこっそり忍ばせているような感じがする。
次回作は子供が主人公だそうだ。どうしようもなくしたたかな子供ばっかりの映画だったらヤだな~(苦笑)

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テーマ:日本映画 - ジャンル:映画

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