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演劇「あ・うん」
12月某日 演劇「あ・うん」新宿シアターモリエール
立川志らく・脚色演出

日露戦争の最中、男の友情と密かに親友の妻に想いを寄せる男の、奇妙な関係を描いた作品。
昨年「下町ダニーローズ」で演じられた作品を、キャストを入れ替えて立川志らく脚色演出として今回再演。
予想通り、ゲラゲラ笑いながら、ピーピー泣きながらの観劇だった。意外と言えば意外な今回のキャスティングもばっちりはまっていた。

当然前作との比較がなされてしまうのだが、結果的に言えばやっぱり別物になっていた。むろん原作ありきの作品であり、それを壊すような脚色は前回も今回もされていない。
前回はキャストが役者としては素人が大半を占め、大作に挑む勢いと情熱にお客が巻き込まれ、すし詰めで膝を抱えた状態の会場で、2時間半別世界に連れて行かれたかのような力強さがあった。
今回は芸歴20数年の役者が揃った。客席200足らずの会場で観れるメンツの芝居ではない。濃密な小さな小屋で、繊細に言葉や仕草の一つ一つが演じられ、「あ・うん」の物語を丁寧に紡いでいく感じがした。
しいていえば前回は“味噌ラーメン”今回は“塩ラーメン”という感じだろうか。
ただやはり志らく演出である。塩ラーメンなのに、その塩味の繊細さを壊さず引き立てる絶妙のでっかいチャーシューが2枚乗っかってる。そのチャーシューには「モロ師岡」と「原武昭彦」と書いてある(笑)。今回はおまけに「片桐仁」と書いてあるのがもう1枚(笑) もう至高の味わい!
志らく演出以外にこんな贅沢な芝居は誰も作れないだろう。

次回の「下町ダニーローズ」公演はシェークスピアだそうだ。向田邦子の次はシェークスピアか~、攻めるな~(笑)
今回の公演を経て「下町ダニーローズ」がどう変化するのか楽しみである。

061228.jpg


あ・うん
向田 邦子
文藝春秋

文庫

¥ 460(税込)
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テーマ:観劇 - ジャンル:学問・文化・芸術

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