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~ 観劇、鑑賞の記録。リンク集そしてデータベース ~
映画「長い散歩」
2月某日 映画「長い散歩」Q-AX シネマ
■公式HP

家庭を顧みなかった自分の人生を悔い、懺悔のような寂しい日々を送る老人と、娘を愛する術を知らない母親から虐待された少女が出会い、交流の中で新しい生活へ踏み出していくのだが……、という物語。
海外での映画祭受賞で凱旋公演となった奥田瑛二監督の三作目。ロングラン公演中。

物語の側面を説明的ではなく、表情や振る舞い一つを描き撮ることで見せ、本筋にしっかりと奥行きを持たせている。それによって虐待や自殺といった重たく非が偏りがちな部分まで、正面きって見せられたんじゃなかろうか。
最後、語られない少女のその後の生活と、老人の行く末に幸を願うところに、UAの「傘がない」が流れる。あ”~~~~、という感じで現実の重たさを再度投げつけられたように作品は終わっていく。

部屋に帰って必要以上に子猫を可愛がり、とてもウザがられ散々噛まれた。でも可愛がらずにはいられない心境なのであった(苦笑)

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テーマ:日本映画 - ジャンル:映画

ダンス「上村なおかソロダンス公演」
2月某日 ダンス「上村なおかソロダンス公演『ニューホライズン』」
ベニサンビット
■公式HP

2年ぶりのソロ公演。前回とはかなり印象の違う内容だった。
例えとしては汚いかもしれないが、ミミズを半分に切っても、しばらくは両方動いている。そこには肉体にある命の意志があり、それは心や本能とも違う。ましてや個の持つパーソナリティーではない(ミミズにパーソナリティが在るか否かはおいといて……)。そんな肉体の意志が肉体を突き動かしているような表現だった。
パーソナリティを極限まで抑えたような動きは、演者としてはかなり突き詰めないと出来ない表現だろう。ある種の高みに手が届いているような作品だった。

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テーマ:ダンス - ジャンル:学問・文化・芸術

プロレス「LOCK UP」
2月某日 プロレス「LOCK UP」後楽園ホール
■公式HP


第1,2試合 遅刻につき未見。中央線遅れるなよ~~!邪道,外道観たかったのに~!

第3試合 義経,ラッセ vs 佐藤秀,佐藤恵
みちのくプロレスの提供試合。他団体、しかも長州プロデュースの興業で、わざわざ顔見せカードを組まんでもいいような感じがする。それならそうで、知り尽くした相手のキャラクターを最大限に見せる試合をすればいいのに、一番キャラも注目もある義経の出番なさ過ぎ。場外で義経のアクロバテックな身体能力は発揮できない。ヒールの双子コンビ、みちのくの邪道,外道っぷりも、攻撃の仕方がワンパターンかな~。

第4試合 長州力,飯塚高史,裕次郎 vs TARU,近藤修司,"brother"YASSHI
最強ヒール軍団ブードゥ・マーダーズと長州の一戦。なんで長州のパートナーが飯塚と裕次郎かな~。裕次郎が捕まって生け贄状態にされるのが目に見えたマッチメイクで、実際そうなった(苦笑)。TARUと長州の絡みはほとんどなくかなり残念。というよりブードゥ・マーダーズが長州に対してちょっと警戒というかビビッてるというか、微妙な距離感を持ち続けたのが気になった。

第5試合 石井智宏,矢野通 vs 金村キンタロー,黒田哲広
長州が新日本に復帰してから、チョイ悪キャラとなった(させられた?)石井。かなりど真ん中の正当派タイプなのにちょっとチョイ悪キャラは似合ってない。大酒飲みキャラをつけられた矢野もどうもキャラが中途半端。
金村と石井の遺恨対決も、インディーのお株を奪う非道な攻めで負傷している腕を痛めつけるだけ痛めつける。昔の石井の方がいい試合してたのにな~。

メインイベント 真壁刀義 vs マンモス佐々木
金網デスマッチである。前々日にアパッチに破れた真壁の意地の一戦。
結果的には真壁が卑怯とも言える巧さで、マンモスが正面突破しょようとした試合運びを崩した、という感じか。マンモスの人の良さを逆手に取った真壁の攻めはいやらしいほど上手い。そこは格に違いか。
試合後負傷した真壁はかすり傷だと言い張り病院には行かず、翌日になって傷が悪化し強制入院させられたそうだ。デスマッチをなめたらいかんな~(笑)

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テーマ:プロレス - ジャンル:スポーツ

プロレス「アパッチプロレス軍」
2月某日 プロレス「アパッチプロレス軍」後楽園ホール
■公式HP
■試合詳細


第1,2試合 遅刻につき未見

第3試合 GENTARO,Hi69 vs 日高郁人,藤田ミノル
Hi69の終盤のアゲ方は良かったがやっぱりやや空回り。数年ぶりに観た日高。巧! アパッチのリングは久々ではなかろうか。ZERO1でベルトを取った実力からすれば当たり前なのかもしれないが、巧みさに力強さが加わった感じ。試合を魅せれる数少ない選手。

第4試合 葛西純,本間朋晃 vs ジ・ウィンガー,MAZADA
タックなのだが連携が双方取れていない感じ。葛西純,本間朋晃のコンビってどうなんだろう? 水と油的な感は否めないが、化けそうな感じもなきにしもあらず。しかし本間朋晃のラダーの使い方が下手(笑)。使い慣れずぎこちない様が妙に可笑しかった。

セミファイナル マンモス佐々木 vs 小島聡
確実に今年のインディー界の台風の目になるマンモス。ビックマッチが2月に3試合組まれている。初戦の相手は小島聡。アパッチと相思相愛のメジャーの雄。何度目かの参戦だが、今まではアパッチという荒くれ団体の懐に一旦入ってから懐を破るような戦術だったが、今回はもう初っぱなから容赦なしのガチ! パワーでは引けを取らないマンモスとバチバチのやり合い。場外での乱闘でダメージを受けかなり危ない場面もあったが、最後は格の違いでフォール。見応えのあった試合。小島は全日で観るより絶対アパッチ戦の方が面白い。メジャー、インディー双方の大贔屓選手のぶつかり、至福のベストマッチ!

メインイベント 金村キンタロー,黒田哲広 vs 真壁刀義,佐々木貴
勝ったど=!!! という一戦。悲願の真壁戦勝利。前半いつものように押されっぱなし(苦笑)。こりゃ今回も……と思ったが、流石に有刺鉄線デスマッチとなると真壁はアウエイ。終盤有刺鉄線ロープにたたき込まれて以降、動きが鈍った。最後はスキをつかれたように有刺鉄線ボードに投げ込まれアウト。日本一熱いファンと呼ばれるアパッチの会場、歓喜の叫びは凄かった!
今回は真壁か金村からフォールを取らねば勝ちとならない試合だったため、タッグ戦とはいえ金村 vs 真壁の感が強かった。しかし佐々木は強くなっている。アパッチ軍の中で反乱軍を率いて1年、相当実力が上がった。団体内抗争ってのは痴話喧嘩みたいで面白みがなく嫌いなんだが、佐々木の充実ぶりがあるゆえに今回の抗争は面白い。

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テーマ:プロレス - ジャンル:スポーツ

無声映画鑑賞会
1月某日 無声映画「第582回無声映画鑑賞会」 門仲天井ホール
「母(活弁・桜井麻美
「生れてはみたけれど(活弁・澤登翠

■無声映画マツダ映画社


「母」。夫を亡くし子供を育てるため賢明に働く母。奉公する屋敷の差別や嫉妬からのイジメに怒り、恩を着せて言い寄る男を振り払い、想いを寄せる男にも「子供が独り立ちするまでは」と想いを断ち切り、任された店を繁盛させ、子供を立派に育て上げたころに病に犯され……、といういい話なのだが、ともすると無情な話である。弁士の語り具合が重すぎずにいい塩梅。

「生れてはみたけれど」。偉くなれ、と子供に日頃から言う父。しかしこの子供に出世の為に上司の機嫌を取る姿を見られてしまう。幻滅し反抗する子供。釈明に悩む父。
最後の親子の和解の仕方が曖昧。しかしこの曖昧さが絶妙な加減で味わいとなる。これが小津の世界か~、と思わせる見せ方。

1970年以前の映画は極力観ないようにしていた。はまってしまうと只でさえ観劇三昧で時間も経費も切迫している現状の生活が、さらに切迫感をましそうだからである(苦笑)。それなのに成瀬巳喜男や小津安二郎を無声映画で観てしまい、はまりそうな気持ちを抑える今日この頃。見始めたら切りがなさそうなのだ。知らずに済めばその方が良かったのに……。澤登一門が恨めしい(笑)

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