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~ 観劇、鑑賞の記録。リンク集そしてデータベース ~
舞台「モロ師岡・モロ噺」
10月某日  舞台「モロ師岡・モロ噺」上野広小路亭
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サラリーマン落語「宿屋の仇討」。途中モロさんの尋常ではない汗。熱演だな~と思っていたら、話の段取りが飛んでしまって収集がつかなくなっての冷や汗だったそうだ(笑)。
中盤の盛り上がりが強すぎてサゲがちょっと生きなかった感じ。
続いて一人コント「ビールの谷間に」。ビールが飲みたい! と意気込んで準備したものの肝心のビール買い忘れていた~! というところから始まる悲劇と笑いのコント。これと同じような経験があった。
まだコンビニでビールが売られていない時代の話。秋口だったろうか、やたらビールが飲みたくてつまみを買って急いで家に帰ってシワーを浴びていざ冷蔵庫を開けたらビールがない! あわてて自動販売機に買いに行ったら釣り銭切れで札が使えず。コンビニで買い物して小銭を用意して行ったら11時を回っていて販売停止! ちょっと遠い酒屋の自販機はこっそり売っていたのでそこに向かったらビールが全部売り切れ。仕方なくワンカップの日本酒を買って帰ろうとしたら急な大雨が降り出しずぶ濡れ。いざ帰って飲み始めたが飲みつけない日本酒で悪酔い。おまけに雨で濡れたせいで発熱……。という苦い経験を思い出しながら大笑い。そして頭の中はビールで一杯に。帰りに意気込んでコンビニでビールとつまみを買って帰った。

次回はシークレットゲストが入るそうだ。ついにアノ方と共演である。夫婦漫才とかやってくれないかな~(笑) 必見の舞台になりそうである。

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テーマ:落語 - ジャンル:お笑い

映画「紀子の部屋」
10月某日 映画「紀子の部屋」 K's cinema
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この「紀子の食卓」の前編にあたる「自殺サークル」を数年前に新宿の劇場で観た。言いようのないたとえようのない映画だった。“矢でも鉄砲でも持って来やがれ”という言葉があるが、スクリーンから矢と鉄砲が飛んでくるようなそんな映画だった。観賞後の劇場のロビーは人だかり。何故か皆劇場を出ようとはせず、無口で殺気立ち何かを言いたげな顔をしていたのが印象的だった。DVDになってるし、レンタルもされている。お薦めだが、心して観た方がいい。

で、「紀子の食卓」である。片田舎の女子高生が東京に家出し、ネットで知り合った女性に誘われるままある仕事に関わっていく。親子、家族、自分、それにどう関わるか……ネタばれになるのでここまで。
秋田の子殺し、大阪・長崎・名古屋の幼女殺し、ワイドショーで言うところの「原因の究明が待たれます」という台詞で終わらされてしまった真相への旅を、この作品は描いているのかもしれない。

この作品も2週間の単館上映だけである。R-15指定という枷までつけられてしまっている。他国では学校で教材として生徒に観せるところもあるというのに、日本では臭い物にフタ、の扱いだ。仕方ないですませられない事件が多い中、この国はいつまで臭い物にフタの姿勢を貫くのか……。
ただ親の再教育を真剣に叫ばれている今の日本では、学校で子供に観せるより、先に親に観せなきゃいけないだろうけど。親父必見の作品。
 
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テーマ:日本映画 - ジャンル:映画

映画「サンクチュアリ」
10月某日 映画「サンクチュアリ」渋谷ユーロスペース
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3年前に撮られた作品で2週間の単館レイトショー公開、う~ん興味をそそられる状況の映画である(笑)
同性愛とか、格差社会の歪みとか、幼児虐待であるとか、子殺しであるとか、幼少時代のトラウマだとか、切り口や入り口はいっぱいあるが作品だが、“生きる”という筋が真ん中に一本ある。
瀬々敬久監督の作品は説明をそぎ落として状況をきっちり映す。今回は同一線上にいくつもの状況を並べて、淡々と描いている。故に説明がないとツライ、と思うのだが、その不説明の塩梅が作品に引きずり込むのに絶妙である。
かなり個人差はあると思うが私には絶妙。説明がどわーっと並ぶ先日の舞台「遭難、」の塩梅はちょっと辛かった。

主演の二人がいい。こういうイイ役者をもっとちゃんと探して使うべきだ。
裏方として作品に関わることもあるが、制作者側がホントに役者を知らなかったり、作品を観ていなかったりする場合が多い。テレビに出てる役者=上手い役者、という概念がでしかキャスティングに口を出せないプロデューサーってのもいるしな~。まぁそういうお客が多いから、という事もあるんだろうが、せっかく日本映画に足を運ぶ人間が増えてるこの状況で、テレビの延長やっても次に繋がらないだろうに。
 
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テーマ:日本映画 - ジャンル:映画

演劇「劇団、本谷有希子 『遭難、』
10月某日 演劇「劇団、本谷有希子 『遭難、』」青山円形劇場
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自分大好きな先生が生徒の自殺未遂をきっかけに巻き起こす事件と、それによって暴かれる周りの人間の人格。人はホントに解り合えるのか、というストーリー。
開演1分で「やばい」と思った。悪い予感的中である。苦手なタイプの話だった。悪い予感の原因となっていたのは、女性作家で演出家の舞台であるということ。面白いときは大当たりするが、生理的にダメというストーリーも多い。今回は後者。
だからといってつまらないわけではない。脚本も演出も役者もいい(吉本菜穂子が抜群)。流石に芥川賞にノミネートされる作家だけのことはある。人間の深層心理やら悪意を的確に描いている。ちょっと答えを観客に預けすぎる感はあったが。
ただ小説にしろ映画にせよ脚本にせよ女性作家の描く世界には正義がない、ように感じる。そこがどーしても生理的にダメなのだ。
とか言いながらきっと来年の12回公演「忘却の彼方(仮)」も観に行くだろう。女性作家の芝居は一回観ただけじゃわからんからな~。男性作家の場合は1回観てすぐ合わないものは合わない、って思えるんだが。
 
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テーマ:観劇 - ジャンル:学問・文化・芸術

落語会「談四楼独演会」
10月某日 落語会「談四楼独演会」北沢八幡神社参集殿
立川平林 立川三四楼 立川キウイ 立川談四楼 怪楽亭ブラック

快楽亭ブラック落語初体験。どうだった、と聞かれれば凄く面白かったと素直に言える。どんな話をしてた、と聞かれれば、深く聞かないで、と口を閉ざすしかない(笑)他言無用のちょっと次元の違う危なさである。
快楽亭から怪楽亭に改名されたそうだ。どんどん「怪」に拍車がかかると言うことだろうか。独演会11/5。行かねば!

この日は快楽亭ブラックの元弟子の三四楼、色々と交流のあるキウイも出演。こりゃマクラが聞き物だ~、と思っていたのだが仕事で二人の出番に間に合わず、不覚!

談四楼師匠のネタは「持参金」と「鼠穴」。「持参金」好きなネタだったのに半分しか聞けず残念!  「鼠穴」は兄貴の描き方で話の色合いが違ってくる。談四楼師匠の描くケチの兄はどーんとした大物感のある兄貴だった。ケチで嫌味な部分と実は弟思いという部分の対比を強く出す演じ方もあるが、こすっからさ的なものを感じなかった今回の演じ方の方が好きである。
 

テーマ:落語 - ジャンル:お笑い

落語会「 志らくのピン~シネマ落語」
10月某日  落語会「 志らくのピン~シネマ落語(ビッグ )立川志らく」新文芸坐
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■シネマ落語配信HP

トムハンクス主演の「ビッグ」のシネマ落語。トムハンクスぐらいは顔と名前は一致する。作品は観たことはないが(苦笑)
少年が大人になりたいと願ったら体だけ大人になった、という映画「ビッグ」のストーリーと、犬が人間になりたいと願ったら人間になった、と言う落語の「元犬」を合体させたストーリー。「ビッグ」を観ていないので何とも言えないが、「続・元犬」といった感じ。
「元犬」はダジャレでチャンチャンで終わる話だが、今まで聞いていて、「え~、それで終わり~!?」と思っていた。ので、このシネマ落語でその続きが作られ語られたので凄くスッキリしたのだ。
その続編の部分はというと元犬のシロと女中のおもとの切ない恋話。「味噌蔵」と「藪入り」の登場人物や設定を交えながら、シロが仕える主人のケチぶりとシロの元は犬という素行の可笑しさで笑わせ、女中との恋話に元が犬故の知恵の足りなさと切なさを織り込みじっくり聞かせる。しかし私はその恋話の切なさより、狂言回し的な役割で登場するシロの友達の犬のブチが切なくて好きだった。
 

テーマ:落語 - ジャンル:お笑い

映画「ソースの小壜」「煙が目にしみる」
10月某日 映画「ソースの小壜」「煙が目にしみる」渋谷ユーロスペース
■詳細HP

愛妻日記シリーズ最後の2作。

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「ソースの小壜」
妻を他の男に抱かせて快感を得るという、竹久夢二からロマンポルノまで続くわりかしスタンダードなネタ。妻役の未向がまったく妻に見えない(笑)。草野康太の夫っぷりはかなり良かった。撮り方がロマンポルノの王道の雰囲気。もう少しテンポを加えたほうがいい感じ。ちょっと70分の作品では間延びした。





「煙が目にしみる」
トラウマにおびえ家を出た妻。そのトラウマの原因を探りながら妻を探す夫。ざらついた画質と深いダークカラーで統一された暗~い作品。
はじめ不二子と木下ほうかの組み合わせにちょっと違和感を感じたが、だんだんこの組み合わせの味わいが増し、ラストの下りは絶妙! 木下ほうかの無表情さの中に、怯えや愛おしさや失意といった感情が痛々しく読み取れ、不二子の堂に入った狂気との問答は見応えがあった。
ただ前半ちょっともたつく感はあった。やはり70分では長い。音楽も良かった。日本映画では珍しいタイプ。耽美やデカダンなヨーロッパ映画が好きな人に観てもらいたい。




テーマ:日本映画 - ジャンル:映画

落語会「若手新作落語会 せめ達磨」
10月某日 落語会「若手新作落語会 せめ達磨」キッドアイラックアートホール
古今亭駒次 古今亭錦之輔 林家きく麿 春風亭栄助 三遊亭ぬう生 モロ師岡
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今回は秀作が揃った感じが。有線で放送されるようでその収録も兼ねての回だったが、開口一番の古今亭駒次のネタは早くも放送自粛ネタ。ノーブルな顔立ちの彼がノーブルの極みの方々のネタを……。面白かったがこれ以上内容には言及しない方がよさそう。二つ目昇進も決まったそうなので(笑)

林家きく麿のネタは「不幸自慢」。設定は現代だがとても古典落語っぽいネタ。途中でサゲの展開が読めてしまうのだが、それでも笑わせてしまう勢いが欲しかった。まとまっていけばかなりスタンダードネタになるんじゃなかろうか。

ゲストのモロさんと春風亭栄助は共に古典をアレンジしての「新・天狗裁き」と「桃太郎DV編」。
モロさんのネタはサラリーマン落語第一弾として、もはや名作と化している。これはCDにして残すべきだと思う。
「桃太郎DV編」はとってもキ○ガイ解釈でアレンジされていて、絶対有線では流せないネタ(笑)。春風亭栄助のこのキ○ガイっぷりが大好きだ!
 
 
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テーマ:落語 - ジャンル:お笑い

映画「日本以外全部沈没
10月某日 映画「日本以外全部沈没」シネ・セゾン渋谷
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内容はタイトル通り。わざわざ日本列島に竹島や尖閣諸島、北方領土まで地図に記して、それ以外沈没、という友好的外交を拒むかのような見せ方。逃げまどう外人、媚び売りまくりの外人を見て、ちょっと、いや相当に痛快な気分になってしまったことは隠しておこう(笑)
しかし実際5人に4人が外人になったら、あっというまに日本はアメリカになりそうな感じはする。それこそ猿の惑星状態で、日本人は動物園行き、みたいな。

B級映画と言うには立派過ぎる。だいたい主演の新聞記者がそろってイケメンってのはB級ではあり得ない。
新聞記者に片桐仁・ダンカン・杉作J太郎、妻に町田マリー、総理大臣に大川豊、防衛長官に江頭2:50、外人攻撃部隊隊長に寺門ジモン、博士にルー大柴、こ~んな面子なら史上最強のB級作品になったのに。

字幕付きで、外人割引とかして上映したら、もっと話題になったのにな~(笑)。
ともあれ本家「日本沈没」を観ても観なくても必見の作品です。ちなみに私、本家鑑賞予定なしです。



テーマ:日本映画 - ジャンル:映画

演劇「ランプ/ちからわざ」
10月某日 演劇「ランプ/ちからわざ」シアタートップス
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佐藤二朗主催「ちからわざ」の久々の公演。ここ数年連ドラで見ないシーズンはないくらい出倒しているが、舞台自体も久々だ。
今回は8回目の公演にして初のストレートプレイ。バーに集う人達の人間模様と、マスターの心に隠されたトラウマと事件の真相を描く、という作品。
要所要所のギャグも良し、チラシの雰囲気通りのセットも良し、何よりキャスティングが抜群。当て書きなのかもしれないがキャラクターのはまり具合が秀逸。作品の成功はキャスティングで決まる、と言ったのは大島渚監督だが、そういう意味でこの作品は成功だろう。これだけ濃いキャラクター設定だと、かなり過剰な芝居になりがちだが、台詞も台詞回しも肩の力が抜けた感じでよかった。一見特別なキャラ設定がなさそうな吉添文子の小ボケが個人的にはツボだった。
演出的には、事件の真相に迫る部分での小道具(携帯電話)のフリが弱くて、最後のネタばらしがちょっと曖昧に終わったのが残念。

しばらく舞台から遠ざかっていた佐藤二朗が11月と来年3月にも舞台に立つそうだ。映画も監督したようだ。諸々期待しよう。

 
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テーマ:演劇 - ジャンル:学問・文化・芸術

ダンス「大きな林檎の木の下で」
9月某日 ダンス「大きな林檎の木の下で/サタデーナイトホストクラブ」セッションハウス 
■出演 / 三浦宏之JOU、ナオミミリアン、笠井瑞丈、斉藤栄治、高橋幸平、定方まこと、鯨井謙太郎
 

キャストを少し入れ替えて2回目の企画。男女比が6:2ということや、男性陣に若手が多いのもあり、前回よりまとまりに欠けバランスが悪い感じが。
ソロ的な部分が多くなり、若手の顔見せ的な部分も多かったが、三浦宏之 & JOUのデュオ、笠井瑞丈のソロなど見応えのある部分もあった。が、全員でのダンスはリズムの山がバラバラで……な感じ。特に若手がバテてついて来れてなかった。

こういうコラボレーション公演を観るといつも思うのだが、女性は攻めと受けの両面を出すのだが、男性はどうもまとめようまとめようとする感じがする。もっとバチバチやりあってくれたほうが面白いのだが。

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テーマ:ダンス - ジャンル:学問・文化・芸術